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ヴィーガン（ビーガン）とは

ヴィーガンとは、1944年にイギリスでヴィーガン協会が設立されたことで広まっていった考え方です。基本的に、肉や魚、卵・乳製品・はちみつといった動物性食品をいっさい口にせず、野菜や果物を中心とした生活を送っている人のことを「完全菜食主義者＝ヴィーガン」と呼びます。

海外では宗教上の理由や動物愛護の精神から始める人が多く、他にも健康や美容のためにライフスタイルに取り入れている人が沢山います。 日本ではダイエットや美容の観点から始める方も多くいますが、近年では、世界的に動物愛護や環境負荷の観点から選ぶ人も増えてきています。

ヴィーガンが動物愛護や環境保護につながる理由

現在、問題になっている温暖化。
温暖化によって豪雨などの災害や自然破壊が増えていますが、ヴィーガンはこれらを防ぐことにつながると言われています。

豚肉1キロでCO2を7.8キロ排出

東京新聞によると、食生活に関わる温室効果ガスの排出量は、肉類の消費関連が最多だと言われています。
豚肉のえさの生産や飼育、食肉処理などの過程で排出されるCO2は約7.8キロにも及び、その後、小売店で売られるまでに、さらに約3.3キロ排出されるといいます。その7.8キロの内訳は、えさのトウモロコシや小麦の生産・輸送が30％、ふん尿処理が50％を占めているそうです。

また、0.5kgの牛肉を作るためには約1,7000〜19,550Lの水が必要だと言われており、これは、同量の穀物を育てるために必要な量の約43倍以上だそうです。牛1頭からは1日あたり、200〜800Lのメタンがゲップとして放出されるとも言われています。

このように、動物性食品を製造するためには多くの資源が使われていて、地球への大きいダメージの原因の1つと言われています。

このような理由から、畜産業による環境への悪影響を減少させるための試みとして、ヴィーガンを選ぶ人が増えているのです。