海を守ることに繋がる選択肢「サステナブルシーフード」

世界的に注目を集め始めている、「サステナブルシーフード」という言葉をご存知でしょうか?

「サステナブルシーフード」とは、
将来も今と変わらずに魚を食べ続けられるよう、魚の捕食量や環境に配慮した、
持続可能な方法で漁獲もしくは養殖された水産物のこと
です。

サステナブルシーフードは、
環境にできる限り負荷を与えない漁業を行うため、水産資源が守られ、
漁獲量の減少を抑えることができます。
持続的に水産物を得られるようになることで、将来的に安定的な魚介類の供給が可能になります。

なぜ、水産物にこのような持続可能な供給が求められているのでしょうか?

海洋資源の直面している問題

日本は海に囲まれていて、海産物がたくさん獲れると思っている方も多いのではないでしょうか?

日本は海産物がよく獲れると思われがちですが、
実は、この35年で日本の漁獲高は約3分の1に減少しており、それをまかなうために
輸入で魚介類の供給を補っています。

日本人の魚介類の一人あたりの年間消費量は世界第6位なのに対し、
漁獲量が減り需要のまかなえない分を輸入に頼ってしまっているため、
輸入量は世界第2位と上位に入ってきているのが現状です。

なぜ、漁獲量が減ってきているのかというと、
それは生態系のバランスを崩してしまうほど魚を獲っているからなのです。
漁業対象の魚の34.2%は獲りすぎの状態と言われていて、この割合は、
WWF(World Wide Fund for Nature 世界自然保護基金) 調べによると1970年代と比べて、
3倍以上に増えています。


また、乱獲に合わせて、狙った魚以外の魚や海鳥、ウミガメなどを一緒に獲ってしまう「混獲」が
起こってしまうことがあります。 こういったことで、海の中の自然のサイクルを乱しているのです。

我が国漁業生産量の推移及び漁業を取り巻く状況の変化
出典:水産庁Webサイト(https://www.jfa.maff.go.jp/j/kikaku/wpaper/r01_h/trend/1/t1_f1_1.html)

養殖は、計画的に生産ができ、漁獲量を安定させてくれます。

ですが、一方で、
養殖場を作るために自然の環境を破壊したり、化学薬品の使用や与えたエサで、周りの海を汚してしまうことがあります。

またいくつかの種では、
養殖場で育てる子どもの魚は、自然の海から獲ってきているため、獲りすぎれば資源が減ってしまいます。



世界でサステナブルシーフードが注目を集める中、日本は?

その煽りを受け、世界ではサステナブル・シーフードの消費が広がり始めています。
日本でも徐々に摂り入れられている企業も
でてきていますが、水産物の消費・輸入大国である日本では、危機感がまだ低く、
一人ひとりのサステナブルシーフードに対する意識や行動の変化がまだ必要とされています。

サステナブルシーフードの認証

「MSC認証」

水産資源と環境に配慮した漁業で獲られた天然の水産物。
MSC(Marine Stewardship Council:海洋管理協議会)の厳格な規格に適合した漁業で獲られた
持続可能な水産物にのみ認められる証。

「ASC認証」

環境と社会への影響を最小限にして育てられた養殖の水産物。
Aquaculture Stewardship Council(水産養殖管理協議会)の略称で2010年に設立された
国際的な非営利団体によって認められた養殖認定制度。

また、「BAP認証」や持続可能な漁業を目指す「漁業改善プロジェクト(FIP)」など様々な認証制度があります。

海洋資源を守るために私たちができること

日本は、輸入食品が多く、季節に関係なくさまざまな食品が手に入ってしまいます。
スーパーに行くといつも鮭などの切り身の魚が並んでいます。

しかし、このいつも何気なく購入している魚介類を
認証を付与されたものを選び食べるだけで海洋環境と漁業者を支援することに繋がります。

お店で魚介類を購入する際は、ぜひ認証マークを確認してみてください。

ナチュラルハウスでもサステナブルシーフードの商品を
取り扱っていますので、この機会に海洋環境改善への取り組みを始めてみませんか?

サステナブルシーフード

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